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【田舎で起業!本当にできる?】第13話 ラジオ局を多古町に作る!?事業の内容がついに定まった

プロジェクトスタートしてから3ヶ月が経過

たくさんの方に意見を聞いた3ヶ月

2022年10月から始まった「田舎で起業!本当にできるの?」ですが、とにかくこの3ヶ月はたくさんの方々に、多古町で求められていることや多古町に不足しているものなどを聞かせていただきました。僕が草案としてフワッと持っていたのは、多古町で活動する人が集まってコラボレーションできるような場所。具体的には決まっていなかったが、ここまでたくさんの方々とお話させていただく中で、その具体案がコワーキングスペースなのか、カフェなのか、はたまた別の業態なのか。
正直、この段階では色々と意見を聞きすぎて何をやったら良いのかわからなくなっている状態だった。だからこそ、とにかく自分が信じきって最後まで行動し続けられるものを探し当てるために打ち合わせを重ねる日々になっていた。

方針を決める決定的な打ち合わせ

この日相談させていただいたのは、移住コーディネーターとして活躍されている幸島さん。この方は僕が所属している経営者団体でたまたま知り合い、移住コーディネーター養成講座でもご一緒させていただいている方。
結構前からスケジュール調整をしていたのだが、お忙しいようでようやくお話できる機会をいただくことができた。
話を進めてみると、多古町のことを中心に課題感をとても感じており、だからこそ未来も感じている雰囲気だった。
そしてこの方とのミーティングが、今後の方針を決定づける時間となった。

多古町で起業できる空気づくり

起業や新たな活動を考える人の後押しができるコミュニティを作る

まず僕から話をさせていただいたのは、この「田舎で起業!本当にできるの?」プロジェクトのこと。これを始めるにあたり、どのようにして事業を決めていくのか僕の頭の中を一通り説明させていただいた。
そしてひとまず僕の草案があることも伝えた上で、どのような事業をやるのが良いのか相談をした。
やっぱり自分が会社を立ち上げた時に感じた「起業の時にコミュニティが後押ししてくれるという体験が、イチ事業者としての自分を育ててくれた」ということが軸になっていることも伝えた。
僕は、起業や新たな活動を考える人の後押しができるコミュニティを作ったら大きな可能性があるのではないかと伝えた。
すると幸島さんからは、「起業コーディネーターやってみたら?」とのこと。

起業コーディネーター?

「これから多古に集まってくる人や、これから作っていくコミュニティに集まる人たちは、どんなことで起業するのだろう?」
幸島さんは興味を持って考えてくれた。確かに多古は農業の町であり、余白がたくさんある。どんな面白い人が集まってくるのだろうか。
そして僕が以前に他の方から聞かせていただいた話で、大事にしないといけないと思った考え方があった。
事業を始めるにしても、多古の中で完結してしまうビジネスではすぐに限界がきてしまう。人口14000人の町では、マーケットが小さい。だから、マーケットを町外に向けて活動できるように展開していく必要があるし、ここに集まる人たちにもそれを理解していただく必要がある。

人を集めるために見えた課題

この町にはまだまだ取り組めていない問題がたくさんある。特に不動産問題をはじめ、「なぜこの課題に取り組んでいないのか」ということがたくさんあるということを幸島さんは教えてくださった。あれもできてない、これもできていない。誰かが手をつけるわけでもない。
この話を聞いてすぐに感じたのは、そもそもそういった情報が出回っていないということ。今回のように、人づてでしか情報が集められない町だということに気づいた。
「情報が集まってないと人が集まってこない」という重要なポイントに気がついた。だから、人づてに伝わる情報をもっと表に出していく必要があるというイメージがどんどん湧いてきた。

多古町にラジオ局!?

雑談で思い出した妻のひとこと

幸島さんと打ち合わせしている中で、ふと妻の言葉を思い出した。
「ラジオって面白いよね」
ああ、ラジオか。面白いよね。

その言葉から、自分が八千代市のFMふくろうというコミュニティFMで番組を持たせていただいたことを思い出した。

「そういえば、各番組のパーソナリティが交流していたな」

ピンときた。これ、多古町で人を集めて交流を促すことができるかもしれない。移住してくる人と、すでに多古町で活動している人の交流の場所として、みんなが仲良くなるきっかけを提供できるかもしれない。

「音響も配信もできる。スタジオ運営やスタジオ作りも経験ある。技術的にもいけそうだ」

自分のこれまでのスキルが合致した。

アイデアがどんどん具体化していく

こうなったら発想が止まらない。幸島さんとの話の中で、どんどんアイデアが湧いて出てくる。幸島さんは、多古町でラジオ活動した人がいるのかその場で確認してくれたが、どうやらいないらしい。チャンスはありそうだ。
どんなふうに放送するか、どうやってマネタイズして事業化していくか。どんな人たちが集まるようにするか。ワクワクしてきた。

誰もやっていないから価値がある

色々と話を進めると、特に情報関係を中心に、この分野は多古町で誰も取り組んでいないということがわかった。誰もやっていないから、きっと大変。理解していただくにも時間がかかるだろうし、需要があるかも明確にはわからない。ドキドキ感はあるが、やりがいは大きいだろう。
誰もやっていないところに足を踏み入れるなんて、これ以上にワクワクすることはない。早く動きたくなってきた。

起業や新たな活動を考える人がパーソナリティに

僕の草案では、多古町を中心に新たな活動をする方々のコミュニティを作ることを考えていた。その「新たな活動をする方々」がパーソナリティとして番組を持って、情報発信をする。そして、そのパーソナリティ同士が交流を深める。コミュニティ自体が、新たな活動の後押しをする。
良い流れだ。気持ち良い。これだ。今後のビジョンがはっきりと見えた瞬間だった。
明確にこれから動くべき事業の内容がついに定まった。

これからやるべきこと

方針は決まった。
「起業や新たな活動を考える人がパーソナリティとして集まり交流するラジオ局」である。
これから、この方針の解像度を上げていくためのプランを練って、より現実味のある妄想を進めてみようと思う。
テナントを探して内見してみるもよし、この方針をこれまで相談させていただいた方に伝えてみるもよし。
ここまできたら、とにかくイメージを実現化できるよう具体的に見えるものに対して取り組んでみようと思う。

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元記事:note「鳴滝真吾【なるチャン】

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