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【田舎で起業!本当にできる?】第3話 移住希望者の悩みを聞いてみる

移住希望者が集まる相談会に同行

移住コーディネーターの並木さんに誘われて

初めて並木さんに相談をさせていただいたとき、まちづくり機構の話を聞いてみると良いという提案をいただいたので、前回はたこらぼに行って話を聞いてみました。実はもう1つ、並木さんからの提案があった。それは、有楽町の国際フォーラムにて開催されるふるさと回帰フェアに移住コーディネーターとして参加するから来てみないか、ということだった。このふるさと回帰フェアには全国さまざまな地域から自治体を代表して数名がブースを構え、移住を考える人たちが相談してみる機会なんだとか。移住を考える人たちのリアルな声を聞けるかも、と参加させていただくことにした。

多古台バスターミナル〜東京駅直通バスを始めて利用

当日は朝8時に多古台バスターミナル出発のバスに乗車。多古町には、東京駅まで約1時間で行くことができる直通バスが1時間に1本ほどのペースで走っている。この便利な交通手段を活用して、東京駅までのんびりバス旅。

1時間の移動中に、動画編集とかできる仕事があるかな?と思いバスの中でパソコンを開いて編集を進めてみる。

一般道を走っている時に開いたのが間違いだった。ガタガタ揺れすぎて作業が進まない。

僕は諦めてパソコンを閉じて、到着まで寝ることにした。

東京駅のスタバで少し作業

東京駅に到着してからまだ集合時間まで時間があったので、残っていた編集の仕事を片付ける。自撮りで動画を撮りながらスタバのコーヒーを片手にMacBookProを開いて作業。なんとも言えないミーハー感が少し恥ずかしい。しかしそんなことも言ってられないので、集中して作業に取り組む。

30分ほど作業をしてひと段落したら、ちょうど良い時間に。僕は席を立って食器を片付け、有楽町にある国際フォーラムまで歩くことにした。

東京駅から有楽町までは10分程度。10月前半の過ごしやすい気温で、気持ちよく散歩ができた。
日曜日ということもあって東京駅近辺は人出が少ない。東京のビジネス街の土日の落ち着きっぷりは嫌いじゃない。国際フォーラムが近づくにつれて、人が少し増えてくる。どうやら開催されているイベントはふるさと回帰フェアだけではないようだ。

ふるさと回帰フェア

会場の多古町ブースで合流

YouTube用に動画の撮影をしながら多古町のブースを探す。会場の真ん中くらいまで歩いていくと、並木さんともう一人見慣れた顔がいた。
多古町役場の企画政策課、戸田さんだった。
戸田さんは、僕が移住を検討しているときに一番最初にお話をさせていただいた方。僕より年下で、当時僕のイメージでは多古町役場の人といえば戸田さんだった。日曜日にも関わらず仕事されていて、本当に頭が上がらない。こういう努力があるからこそ、多古町は移住者が増えているという結果があるんだなと実感。
ブースには並木さんと戸田さんの他にも2人いて、企画政策課の林さんと移住コーディネーターの遠山さんという方々と始めてのご対面。

自分の立ち位置に困惑

多古町のメンバーとわかるようにユニホームとしてピンクの法被を渡される。テカテカしていて、ビビッドピンクで、とても目立つ。目立ってなんぼのフェアだから、遠慮なく着る。
移住してたった1ヶ月しか経っていない人間が、偉そうに移住希望者の相談にいきなり乗るのもどうなのか。と思いはしたものの、実際に移住した立場として参加させていただいたのだから、できることを全力で取り組んで楽しんでみることにした。
会場には全国各地の自治体が集まっており、せっかくだから全国行脚する感覚で様々なブースに行ってみる。色々と歩いていると、岩手県盛岡市のブースが目に入った。盛岡市は、僕は小学2年生〜高校3年生まで過ごした思い出の地だ。勢いに任せて盛岡市のメンバーに話しかけた。ついでに移住を求める自治体側の想いを聞いてみたりした。どのエリアでも、Uターンや地元の人が多く、そのまちが大好きだということがわかった。一通り見てまわったところで、多古町のブースに戻る。

多古町のチラシ配り

多古町のブースに戻ると、並木さんが移住者の相談に乗っていて林さんと戸田さんはチラシ配りをしていた。まず僕はチラシ配りを手伝うことに。
ちょうど近くに会場案内マップがあったから、会場案内マップを見に集まる人たちに場所を案内するついでにチラシを配るという作戦に。
結果は、ぼちぼち。だいたい参加者は目的地が決まっている人が多く、受け取ってくれない人もいたり。
普段の仕事ではパソコンに向かって動画編集やオンラインミーティングをしている時間が大半だから、チラシ配りなんてかなり久しぶりの仕事だった。
ある程度チラシ配りをしたら、ちょうどお昼になっていた。

並木さんと戸田さんの3人で昼食

最高の機会をいただいた。並木さんと戸田さんと一緒にランチタイムだ。コロナで減ったけど、ランチなどご飯を共にしながらの話は、大体面白い。

3人でお店に入り、それぞれの活動のことやこれまでの事、多古町のことなど色々と聞かせてもらった。並木さんは多古町の歴史のこととか野菜や米がなぜ美味しいのか詳しい理由を知っていることに驚き。とにかく情報量が多い。戸田さんは、元々音楽スタジオで働いていたことが判明。僕も元々音楽スタジオに勤務していた経験があり、戸田さんが過去に在籍していた会社は競合のスタジオだった。3人で話が盛り上がり、多古町で色々楽しいことができたら良いね!なんて話しながらご飯を食べ、お店を後にした。

移住希望者の相談に乗る

会場に戻り、今度は林さんと遠山さんが昼食に。ブースには並木さんと戸田さんと僕の3人。戸田さんはチラシ配りをしている。僕は並木さんと一緒にブースに座ることにした。
すると早速、移住を考えている人が多古町のブースに来る。高齢の方だった。この相談者を皮切りに、次々と相談者が途切れることなく多古町のブースに移住希望者が続いた。

親子で来る方、夫婦でくる方、1人で来る方・・・。

本当に様々な方に来ていただき、並木さんは多古町についての情報を伝える。僕は、移住1ヶ月の人間として自分が多古町を選んだ理由や、住んで1ヶ月のリアルな体験などをお伝えさせていただいた。

これは本当に貴重な機会だった。僕が移住を経験する中で感じていた主観的な考え方だけではなく、様々なタイプの移住希望者の考えに触れることができた。これが、のちに多古町で展開する事業の土台となるのだった。

移住希望者が移住を考えるにあたって、どんな事に悩むのか?
移住した後に気にすることは何なのか?
移住希望者が、なぜ移住を考えるのか?


様々な意見に触れることができた。並木さんには、僕のこれからのストーリーが全て見えているのではないか?と思うくらい的確なタイミングで的確なイベントを提供してくれた。

とにかく人脈を増やしていこう

貴重な機会をいただいたが、今回は情報収集の機会。まだまだ多古町で活動するたくさんの方と繋がっていく必要がある。今度は多古町の中の情報をたくさん集める機会を作っていこう。

→4話に続く

YouTube版はこちら

元記事:note「鳴滝真吾【なるチャン】

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