【田舎で起業!本当にできる?】第2話 多古町観光まちづくり機構の方に話を聞きました
多古町観光まちづくり機構の方に会いに行く
多古町観光まちづくり機構とは
多古町には、一般社団法人多古町観光まちづくり機構という「多古ライフを選択してもらえる新住民の獲得」を最終目標とする団体があります。この団体は、多古町の自然や歴史文化、農業などの魅力と価値を発信し、観光・交流に関わる情報の共有や意見交換を行うとともに、多古町の優れた地域資源の掘り起しや情報発信を通して、多古町観光・交流まちづくりの推進、特産品開発の支援等による地域経済の発展に寄与することを目的としています。
移住コーディネーター並木さんに勧められて
前回のお話では、いよいよこのプロジェクトをスタートするにあたって、まず繋がっている多古町の人に相談してみることに。その相談相手が、移住コーディネーターの並木さんでした。相談させていただいた結果、まずはまちづくり機構の方に自分の考えを伝えた上でお話を聞いてみると良いとのアドバイスをいただいたので、まちづくり機構さんのいるたこらぼ(多古町魅力発信交流館)に足を運ぶことにしました。
移住前にたこらぼに来ていた
実は移住する前、視察目的で多古町には何度か足を運んでいました。その時に多古町を詳しく知りたくて、妻と一緒にたこらぼに来て担当の方から多古町の歴史や現在について話を聞いていたのです。
移住してから初めてたこらぼに足を運んだのですが、まさかまちづくり機構さんが運営しているとは知らず、受付の方に「多古町に移住しました!」という報告をするところから始まりました。(当時の雰囲気を思い出すと、本当に移住するとは思わずきっとびっくりしたと思います)
担当の方と相談の機会をいただく
自分のやろうとしていること
まずは、自己紹介を兼ねて今やっている仕事のことを切り口として、自分がこれから始めようとしている起業プランについて草案を伝えました。具体的にどんな完成図になるのかは完全にイメージできているわけではなかったが、とにかくたくさん人が集まってコラボレーションできるようなイメージだけはある。人が集まって、それぞれが発展できるような場所があったらいいなというふわっとした草案。
「何か新しいことを始めたい」という熱意だけは伝わったように思う。
新規事業を始めるにあたって使える補助金のこと
今回の打ち合わせの目的は、補助金のことを詳しく聞くこと。移住コーディネーターの並木さんから、まちづくり志民活動助成事業補助金という補助金をはじめ、多古町には新規事業に関する補助金がいくつかあるということを聞いていた。その内容について詳しく聞いてみると良い、という助言をいただいたから、今回たこらぼに来たのです。この目的を達成しない限りは、帰れない。時間は夕方、そろそろ子供たちのお迎えに行きたい時間が迫っていたが、なんとか目的を果たそうと話を進めました。
まず並木さんから聞いていたまちづくり志民活動助成事業補助金について聞いてみると、なんと今年度は募集が終了しているとのことだった。
帰ってからよく調べてみると、例年4月から1ヶ月程度の募集期間だった。とっくに終わっている。僕がたこらぼに行ったのは9月だ。
「なぜ並木さんはこの補助金の話をしたのだろう」と疑問を感じたが、この「田舎で起業!本当にできるの?」プロジェクトの目標である2023年4月オープンのことが伝わっていなかったのだろうと反省。一応、今後のためにしっかり話を聞いておくことにした。
まちづくり機構のこと
お話を聞かせていただいている流れで、まちづくり機構についても丁寧に教えていただいた。個人会員・法人会員で構成されている団体で、この団体に入会するとどんなことをメリットとして受けることができるのか、どういう活動があるのか、など。おもに主催イベントに対して後援や協賛としてついていただけるような内容のことを教えてくれました。金額も詳しく教えてくれて、個人であれば年会費2000円、法人なら年会費10000円とのこと。
このプロジェクトは、資金ゼロからスタートするという条件をつけていたので資金をどうするかという部分は考えなければいけないが、会員になれば仕事に繋がる可能性もあることを考えると入会しておいて損はないだろう、ということを考えながら話を聞いていました。
これからやるべきこと
年会費2000円をどう確保するか
まちづくり機構に入会すると、なにか動きが出そうなのは理解できた。しかし年会費2000円。この資金は、今は無い。どうやって確保するかというのが直近の課題。資金なくしては何もできないことを正面から突きつけられた瞬間です。たかが2000円、されど2000円。多古町での人脈がほぼゼロに近い僕には、多古町で2000円を稼ぐのはこの時点ではハードルが高い。この課題をどう解決していくか、考えなければいけない。
多古町で必要とされていることの情報収集
まだ多古町に移住して1ヶ月。どんなことが求められていて、僕の草案が多古町にフィットするのかも全くわからない状態。今やるべきはとにかくたくさんの人に出会って、この町がいまどういう状態なのか、どんなことが必要とされているのか、偏りすぎない情報を多方面から集めていく必要がある。定住者目線や移住者目線、はたまたこれから移住を考える人たちがどういうポイントに重きを置いて多古町に興味を持つのか、など。さまざまな角度からの情報を集めまくる必要がある。まずは移住コーディネーターの並木さんと、まちづくり機構の方の話を頼りに多古町をさらに深掘りしていくことにした。
第3話へ続く→
YouTube版はこちら
元記事:note「鳴滝真吾【なるチャン】」