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【田舎で起業!本当にできる?】第1話 田舎で起業!本当にできる?プロジェクト始動

田舎で起業!本当にできるの?

移住して1ヶ月の決断

千葉県多古町に移住して1ヶ月が経過。まだ引越し前の八千代市で仕事が残っていたりするので、あちこち移動が多い日々。僕だけではなく妻と子供も新しい生活に慣れるまで試行錯誤する毎日。近頃は起業・副業ブームということもあり、田舎に移住して起業するという話もよく聞くようになりました。そこで、疑問に思いました。

「それって本当にできるのかな?」

もしかしたら、特定の限られた人だけかもしれない。でも、都会と違ってできる仕事がたくさんあるという話もよく聞く。

「じゃあ、自分だったら多古町に移住して何か役に立つことができるのだろうか?」’

そう思った僕は、このプロジェクトをスタートすることを決めました。

どんな事業を始めるのか決めてない

僕が元々2年ほど前からやっている株式会社CASTは、自分がスキルとして持っていたミュージックビデオ制作やYouTube動画制作の延長で始まった事業。「何をやるか」という部分においては既に決まっていた。いわゆるプロダクトアウトの事業。しかし今回新たに始める事業については、何をやるかは決めずにプロジェクトをスタートすることに決めた。「自分はこれができるから」ということからスタートするのではなく「こんな需要があるから」というところに自分のスキルを当てていくことを決めました。自分のスキルではフォローできない部分については、地元の人たちを巻き込んでいけばいい。そうすれば、少しでも地域に密着した事業になるのではないか、と。

ワクワクするけど、不安もある

自分ができることは色々あるかもしれないけど、果たして結果を出せるのだろうか。地元の人たちに「外からきて何かやってるよ」と冷たい視線を浴びることにならないだろうか。もしそうなったら、妻や子供は大丈夫だろうか・・。
新しいことを始めるワクワクの中に、不安が入り混じった。でも、決めたならやり切るしかない。その時に見えるものがきっとあるはず。
そんな思いの中でスタートしたプロジェクト。僕の想いとしては、このプロジェクトで始まる新規事業は、自分だけのものにしたくない。多古町のみんなで継続させていく事業にしたい。そんな想いがあったので、このプロジェクトを進めるための条件を課すことにしたのです。

プロジェクト進行のための3つの条件

  1. 自分で既にやっている株式会社CASTとは別の新規事業とする
  2. 多古町の方々の力をお借りする
  3. 資金0円スタート

このプロジェクトを進めるに当たって、地域に浸透する事業にするためにこの3つの条件を課すことにした。この条件さえあれば、自分ひとりで勝手に進めている事業になることは無いだろう、と考えたのです。資金0円スタートも、たくさんの方々の力をお借りすることも、恥ずかしい。このプロジェクトを成功させるためには、人に頼りまくるしかない。しかし、その恥ずかしさも全部さらけ出して、ありのままの自分で、ありのままの素直な気持ちで勝負することを決めた。決めたら、あとは動くだけ!

このプロジェクトのゴールとは

2023年4月に事業をオープン

条件は決めたけど、期限が決まっていない。期限を決めなければいつまでもスタートすることができないだろうということで、期限を移住してから半年後の2023年4月に設定しました。2023年4月に、千葉県多古町に根ざした何らかの事業をオープンすることを決めたのです。しかし、このプロジェクトを始めるのは2022年10月。残り6ヶ月、移住して約半年というかなり短い期間ですが、移住したばかりの新鮮な目線で見える地域の課題に真っ向から立ち向かうことができるのは、このタイミングしかないと考えました。

地域に根ざした事業にする

どうせ田舎で事業をスタートするなら、地域に密着した事業が良い。自分だけが豊かになるのではなく、地域の皆さんに喜ばれるようなことがしたい。現代はインターネットのおかげでどこにいても仕事ができる環境を構築できるけど、それでは多古町に移住した意味が無いようにも感じる。だから、多古町のたくさんの方々を関わることができる事業にしたいと考えた。
多古町に既に定住している方と、移住してくる方がたくさん交流できて、集まるみんなが主役になって発展していくような、そんな事業ができたら幸せな町になるような気がして、なんとなくの草案を作ってみた。

コラボ要素のあるコワーキングスペース

僕が株式会社CASTを起業した時、とあるコワーキングスペースのオンライン会員として所属していたことがあった。京都にあるCollabo earth E9というところで、ここでは様々な人の交流が盛んに行われており、実際に京都のコワーキングスペースに行くと騒がしくて集中して作業するような仕事をするのが難しいくらい。それくらい人の交流が盛んなコワーキングスペースだった。こんな感じでたくさんの人が交流できて、そこで起業支援とか様々なセミナーが開催されていたりとか、そんな場所があったらもっと町が活性化するんじゃないかな、と考えた。

まずは知っている多古町の人に相談

移住コーディネーターの並木さん

僕が移住するときに役場に問い合わせをしたら、相談相手として繋いでくださったのが移住コーディネーターの並木さんでした。数少ない多古町の知り合いとして、まず並木にオンラインで相談させていただくことに。
並木さんにはこのプロジェクトのことも説明させていただき、実際に結果を出せるようになるまでに出てきそうな課題などについても教えていただいた。一応、草案についてわかりやすく伝えるためにプレゼン資料を作って、プレゼンしてみる。すると、とにかく親身になって僕の草案を聞いてもらった。可能性も感じていただいて、本当にありがたい。

たこらぼに行ってみた方が良い

並木さんに相談させていただいた中で僕の草案に対して可能性を感じていただいたのに加えて出てきたのが、資金面の心配。資金獲得の方法として多古町の補助金について色々と教えてもらいました。補助金もいくつか種類があって、たこらぼ(多古町魅力発信交流館)に行って多古町観光まちづくり機構さんから詳しく話を聞いてみるよ良いとの提案が。そこで色々と聞いてみると、今後やりたいことについて少し見えてくるかもしれないという事だった。この記事を書いているいま振り返ってみると、きっとこの時から並木さんは僕に多古町のたくさんの方々に会わせてくれようとしていたんだろうな、と思います。

ふるさと回帰フェアに参加することに

並木さんと話をしている流れで、ちょうどこのミーティングの数週間後に東京・有楽町の国際フォーラムで開催されるふるさと回帰フェア2022という移住を考える人向けに全国の自治体が集まる展示会スタイルの無料相談会があることの説明を受けた。既に多古町からは役場の方が2人、移住コーディネーターが2人参加する予定になっていたそうだが、並木さんからお誘いをいただき僕も実際に移住した人として参加させていただくことに。まだ移住1ヶ月の人間が参加して良いものなのか、とても不安があったけれども2つ返事で参加させていただくことにした。

まず今やるべきこと

とにかくたくさんの人に会う

今回のプロジェクトの条件として地域に根ざした事業マーケットインでやっていくということを決めています。ということは、まずは多古町に住んでいたり活動している様々な方々のお話を聞いてみない限りは、何も始まらない。ということで、これからたくさんの方々にお会いさせていただくことが必須。数少ない多古町に住む知り合いから少しずつ人脈を広げていくことしか、今できることは無い。ならば、とにかくたくさんの人に会いに行こうと決断しました。そこからやるべきことが見えてくることを信じて、次の行動に出ることにしました。

第2話へ続く→

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元記事:note「鳴滝真吾【なるチャン】

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