【田舎で起業！本当にできる？】第17話 大失態を犯しました
動画データの紛失
プロジェクト達成まではYouTubeで進捗報告
この「田舎で起業！本当にできるの？」プロジェクトは、YouTubeの企画としてスタートした。なぜYouTubeで進捗を公開しているのかというと、確実に前進させることができると思ったからである。正直なところ、誰がみているかわからないし、実際そこまで視聴者が多いわけでもない。
「移住社長なるチャン」というチャンネルで公開しているが、このチャンネル自体ぼくが多古町に移住すると決断した2022年7月に立ち上げたチャンネルである。立ち上げ間もないチャンネルだから、登録者ももちろん少ない。
しかし、このチャンネルで進捗報告をすることは自分にとってとても重要だと感じていた。何よりも自分のために。
忙しくなるとすぐミスが発生してしまう
ラジオ局を始めると決めてから、色々なことが具体的に動き始めていた。僕自身たくさんの方に公言しているのもあるし、スタジオの工事準備や補助金関係、起業セミナーの集客など、このプロジェクト関連でやらなければいけないことがだいぶ増えてきていた。
そんな中、報告しておきたい大事な動画データを紛失してしまったのだ。いくら探しても、データがない。
これでは報告できない。困った。もう素直にこの状況を伝えるしかない、とカメラを回した。
元々公開しようと撮影した動画は３時間くらいかけて撮影していて、いつもより少しだけ編集に力を入れようと考えていたものだった。その動画を、紛失してしまった。残念すぎる。
忙しくなると、目の前の重要なことでミスが発生してしまうこの性格を、なんとかしたい。
多古町で起業セミナーを開催
起業セミナーのチラシを5000部用意
今回の動画で報告したかった内容とは、今後ラジオ局を始めるにあたって手始めに開催する起業セミナーのチラシを準備しているものだった。5000部用意したのだが、実はこのチラシ、多古町の広報に折込で入れてくださることになっていたのだった。そのためには配布する地区ごとに細かく分ける必要があり、その仕分けにかかった約３時間の内容を撮影していた。
僕自身１つのチラシをこんなに大量に印刷したことがなかったので、量の多さのインパクトがあって面白く感じていた。
このプロジェクトを確実に成功させるために、なんとしてでもたくさんの人に関わっていただきたい。その想いもあり、この起業セミナーに関しても力が入っていた。
起業に興味ある人を集めラジオ局の話をしたい
このチラシは広報に入れていただくだけではなく、自分の手で多古町の一部地域にポスティングさせていただいたりもした。正直、多古町でどれくらい需要があるのかもわからなかったが、やってみないことには進まない。ポスティングをする怖さもあったが、とにかくチャレンジしてみた。
僕がラジオ局を立ち上げるのは、多古町で活動する人や新たな活動を始める人たちの後押しができる場所をつくりたいという意図がある。それには、新たな活動を始める人たちを集めなければいけない。自分自身が１つ会社を起業した経験もあるから、自分の起業ストーリーをもとに起業セミナーを展開し、多古町での起業のハードルを下げられればと考えていた。
セミナーを聞きにきた人たちには、最終的にラジオで情報発信することの必要性を感じてもらう流れを想定していた。
多古町にこんなセミナーは今まで無かったという声
結果的にセミナー当日は10名ほどの方に会場にお越しいただき、嬉しい感想をいただいた。
「多古町にこんなセミナーは今まで無かった」
嬉しいお言葉である。
農業が基幹産業の町で、この町の経営者の多くは家族で会社を継いでいて創業者ではないパターンが多い。
このような町でイチから事業をおこすことを考えて企画・準備していく話は新鮮だったのだろうと思う。
この感想をいただけただけでも、個人的には大きな収穫だった。
さらに嬉しかったのは、ラジオ局の開局に向けて応援してくれる声。このリアクションは予想外で、これから始まる新しい活動に期待してくれていることを感じた。
これからやるべきこと
このころ、2023年2月。このプロジェクトの期限は2023年4月。
あと２ヶ月でスタートしなければ、このプロジェクトは達成しないまま終わってしまう。やらなければいけないことの優先順位を決めて、とにかく行動し続けるのみである。
そしてまず目前に迫っているのは、補助金の申請そして完了報告。補助金は、3月31日の年度末が完了報告の期限となっている。それまでにスタジオの工事を完了させて、完成した報告をしなければならない。
まだ申請すらできていないから、なんとか急いで必要資料をかき集めて申請しなければ次のステップに進めないのである。
